「アトリエの末裔あるいは未来」展は、東京藝術大学美術学部彫刻科木彫研究室で日々制作を行う教員、大学院生が、平櫛(ひらくし)田中(でんちゅう)先生の生前アトリエとして住まわれた空間(旧平櫛田中邸)で作品を発表する展覧会です。
平櫛田中先生は、西洋彫刻の思想が大きな流れとなった時代に、木彫を中心として独自の表現を模索しました。このことは多様な表現が混在し、自己の表現基軸として何を見い出すかを探求する現代の私たちにとって大きな示唆を含んでいます。
第9回目となる今回は平櫛田中先生が生前東京藝術大学に寄贈された、自らの作品を含めた150点余りのコレクション(平櫛田中コレクション)の中から、私たちがそれぞれ作品を一点選び、実際に鑑賞し、その経験から着想を得て制作しています。作品から直に得られた感覚は、方法論としての引用、流用とは違った形で過去と現在、そして未来をつなぐ作品を生み出す原動力となり、私たちを突き動かしています。それぞれの表現を是非高覧下さい。
<出展作家>
相子 恭平 赤穂 進 浅野井 春菜 稲田 侑峰 小俣 英彦
海谷 慶 北山 翔一 國川 裕美 高見 直宏 田中 圭介
土門 真莉子 長久保 華子 長谷川 寛示 深井 隆 古山 英里香
村田 勇気 森 淳一 山口 桂志郎 山中 未有 (五十音順)
会期 2014.11/21[fri] - 11/30[sun] 時間 10:00 - 17:00 入場無料 会期中無休
会場 旧平櫛田中邸 〒110-0002 東京都台東区上野桜木2-20-3
助成 公益財団法人野村財団 藝大フレンズ賛助金
協力 岡山県井原市 たいとう歴史都市研究会 椎原晶子 東桜木町会 平櫛弘子 東京藝術大学大学美術館
東京藝術大学美術学部彫刻科木彫研究室企画
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